今回の記事「紳士服を嗜む 身体と心に合う一着を選ぶ」飯野高広
今回の記事は、前回に引き続きスーツに関わる知識をまとめた本書から、一番大事と言っても過言ではポイントをお伝えしたいと思います。
前回まではスーツの「色」、「柄」について書きましたが、今回は「身体に合う」ということについてです。
本書でも下記のように記載されています。
身体に対してあまりに大き過ぎたり小さ過ぎたりするスーツを身に着けていると、それがどんなに質の良いものであったり著名なブランドのものであっても、装いに説得力が欠けてしまうのも事実です。
「紳士服を嗜む 身体と心に合う一着を選ぶ」飯野高広
そうなんです。結局自分の身体に合っていないと、どんなに高級なものを買ったとしても、ダメなのです。
確かに、若い方であってもスーツのビシッと着こなしている方はしっかりとしている印象を受けますし、ベテランのような年齢の方であっても、だらしなくスーツを着ている方にはちょっと不安を覚えますね。。
ということで、今回の内容を書いていきたいと思います。
今回の記事は、こんな方におすすめ
・スーツの選び方がわからない若手の方
・かっこよくなりたい方
概要
本書の内容は、3部構成となっています。今回の記事の内容としては、第1部に関することが多いですね。
第1部 体に合ったスーツを着こなしたい人のために
第2部 目的に応じたスーツを着こなしたい人のために
第3部 嗜好を生かしたスーツを着こなしたい人のために
「嗜む」という言葉については、本書では下記のように記載されています。
タイトルである「嗜む」には、一般的に用いる「愛好する」という意味だけではなく、
・趣味などを学び身に付ける
・自らの行いに慎み気を付ける
・あらかじめ用意し心がける
・身なりをきちんと整えるなどの深い要素もあります。
「紳士服を嗜む 身体と心に合う一着を選ぶ」飯野高広
皆さまもぜひ本書を読んで、自分の好みあったスーツを着こなし、楽しめるになっていただければと思います。
内容について
「身体に合う」とは
タイトルにもあるように、身体に合うスーツを選ぶことが本書の目的ですし、また身体に合ってないスーツではどんなに良い素材やブランドでもかっこよくはなりません。
じゃあまず、そこから説明してくれないと、と思うかもしれません。
ただ、身体に合うもの選ぶために必要なことが2点あります。
- 自分の身体を知ること
- スーツのつくり(パーツ)を知ること
上記2点です。もちろん、いずれも本書の第1部の1〜2章で丁寧に記載されています。ただこれは膨大で、ブログでは書ききれないので、本書を読んでいただければと思います。
また、第1部「身体に合ったスーツを着こなしたい人のために」3章の冒頭では下記のように記載されています。
自分に適合するサイズが一体どれなのか、どこまでの大きさが許容範囲なのかを知っているか否かでは、特に既製品のスーツを購入する際に、着心地はもとより見映えも大きく変化します。
「紳士服を嗜む 身体と心に合う一着を選ぶ」飯野高広
しかし、私の経験上、この許容範囲を知ることはスーツを着始めた最初の頃はなかなか分からないと思うのです。
例えば、野球をしたことない人が、本を読んだからっていきなり上手にプレーすることは普通はできないですよね。
それと同じで、より自分に合うスーツを選ぶためには、理屈を知るだけではなく、それを実践し、反省と次に向けた改善を繰り返すことが必要になるのです。
ただ、それでは身体に合う服を選べるようになるのはいつになるんだ!と思われる方もいますよね。
なので、私は最初から既製品ではなく、注文服(オーダーすること)をおすすめします。
やはりスポーツ等でも同じなのですが、専門家であるコーチ方に教えてもらうことで、より効率的に成長していけるように、
スーツもテーラー(例えば、店舗でオーダーする際に相談した方)に自分の身体の特徴やそれにあった形(パーツ)を教えてもらうことが必要なのではないかと考えています。
ちなみに注文服(オーダー)の種類としては、本書では下記3つが紹介されており、以下の表は一部を抜粋して並べたものです。
私は、まずパターンオーダーやイージーオーダーで自分の身体の特徴や好みスーツの形を把握することをお勧めします。
それを知った上で、最終的なビスポークに向かうのが、費用対効果がいいのかなと思います。
ちなみに今は最初の1回のみ店舗で採寸し、後はwebサイトから注文という形式もありますが、それは手間は少ないものの、より身体に合うものを作っていくことは難しくなるのかなと思います。
(もちろん既に一定のレベルまで達している方は、webサイトで様々な情報を確認でき、すぐに注文できるというのはすごく良いことだと思います。ただ今回は慣れてない方へということで)
以上、今回は若手の皆さまに少しでもお役に立てばと思い書かせていただきました。
ちょっと今回は私見が入ってしまっているかもしれませんが、、少しでも参考になればと嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント