「学びを結果に変える アウトプット大全」②アウトプットが苦手な方、話し方を身に着けたい方へ

ビジネス書

今回の記事「学びを結果に変える アウトプット大全」樺沢 紫苑

今回は、「学びを結果に変える アウトプット大全」の続きです。

繰り返しになりますが、私は人前で話すことがそんなに得意ではありません。やっぱり話すという「アウトプット」をあまりしてこなかったからかなと思います。

ただ今は得意ではないですが、仕事で「アウトプット」を繰り返し行ったことで、そこまで抵抗感のあるものではなくなりました。

そして、話したり、書いたり、そういった「アウトプット」を無意識的にしてきたことで、成長してこれたのかなと本書を読んで感じました。

やはり、下記の通りなのかなと思います。

インプットはただの「自己満足」。「自己成長」はアウトプットの量に比例する

「学びを結果に変える アウトプット大全」樺沢 紫苑

ということで、学んだことをしっかり「アウトプット」して「自己成長」につなげていきたい方におすすめです。

 

今回の記事は、こんな方におすすめ

・話し方を身に着けたい方
・現実的に成長したい人

概要

本書は5つのCHAPTERから構成されいます。

CHAPTER1 アウトプットの基本法則(RULES)
CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方(TALK)←今回の記事
CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方(WRITE)
CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力(DO)
CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法(TRAINING)

前回の記事で書いたCHAPTER1でアウトプットとはなにか、その重要性とは、といった全体像を説明してくれました。

今回のCHAPTER2では話すというアウトプットについての具体的な方法が書かれています。

多くの図表が盛り込まれているので、内容としても非常に分かりやすいものになっているかと思います。

内容について

「話す」

本書の中で「アウトプットが苦手」という人には、まず「話す」ことから始めるとよいと書かれています。

確かに、文章をあまり書かないことはあるかもしれませんが、一般的に「話す」ことは毎日しますよね。

そして、特に皆さんにお伝えしたいのは下記の文章です。

脳の中にある情報、あなた考え、思考、想いなどが、言語化されて外界へ吐き出される。

ただ「感想を話す」だけで、脳は活性化し、記憶の増強、定着にも大きく貢献するのです。

「学びを結果に変える アウトプット大全」樺沢 紫苑

例えば、日常生活で観た映画や読んだ本(インプット)の感想を少しでも話すだけでいいのです。まずはそれをするだけでも記憶の定着は変わってくるでしょう。

また、本書で述べられているのは感想は①事実②感想③意見をいうことで、より価値のある話になるとされています。

例えば、下記のようなことですね。

①事実:「学びを結果に変える アウトプット大全」を読んだよ!

②感想:読んでアウトプットの具体的な方法が分かったよ!

③意見:みんなも積極的にアウトプットした方がいいよ!

と、これは読んでいて思ったのですが、私が仕事で普段文章を書くときに気を付けていることと一緒でした。

これは、①事実②解釈③アクションを分けようということなのですが、例えでいうと①雲が出ている②雨が降りそう③傘を持っていこう、ということになります。

ということは、話すときも書くときも基本は一緒で、事実だけでなく、最後の感想(アクション)までアウトプットするとより効果的ということですね。

   

「説明する」について

これは「意味記憶」から「エピソード記憶」に変換するということです。本書の中では三角形の面積について例があげられています。

説明しみてくださいと言われると、意外に難しいですよね?

「学びを結果に変える アウトプット大全」樺沢 紫苑 P92より

「まず、 三角形を含む長方形を書きます。 三角形の頂点から垂直に線を下ろします。 そうすると、左側と右側に面積の等しい三角形が2つあらわれました。だから、 長方形の面積 『底辺×高さ』を2で割ると三角形の面積になるのです」

このように説明できると、 三角形の面積の公式は絶対に忘れないでしょう。

「学びを結果に変える アウトプット大全」樺沢 紫苑

このように説明することで「エピソード記憶」に変換され、忘れにくくなります。

確かに、私も試験勉強で丸暗記が苦手で、覚えてる方法は色々な工夫をしていました。

その工夫の一つが背景を理解して、なぜそのような処理にするかを頭の中で自分に質問し、説明することだったのですが、まさにこの「エピソード記憶」にすることと同じでした。

これが「意味記憶」から「エピソード記憶」に変えているという認識はありませんでしたが…

また仕事でも、資料の作り方に等ついても後輩に説明する中で、理解と記憶が深まって、自分の知識として定着した気がします。

というように本書で書かれているように説明するということは、相手のためになるだけでなく、自分にとっても非常に良いトレーニングになるようです。

ぜひ積極的に取り組んで、成長につなげていきたいですね。

またこのCHAPTERの中で、「クッション話法」や「ほめ方」についても紹介されており、この2つは後輩を持った方や管理職となった方であれば本当に大事ですので、一読されることをおすすめします。

今回はCHAPTER2から、2つを抜粋して書かせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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