今回の記事「学びを結果に変える アウトプット大全」樺沢 紫苑
今回は、「学びを結果に変える アウトプット大全」です。
このブログをはじめて以来、アウトプットの重要性を非常に感じ、どうやってアウトプットしたら効果的なんだろう?どれくらいアウトプットするのがいいんだろう?と思い、本書を手に取りました。
突然ですが、皆さまは学んをどれくらいアウトプットしているでしょうか?
本書によるとインプット:アウトプットの平均的な比率は7:3だそうです。そう言われてみると、私もこれまではそのくらいでした。
しかし、これではインプットが過剰であり、理想は3:7と逆であることが望ましいと書かれています。
その理由として、本書ではアウトプットの重要性がまず説明されていて、その後に具体的なアウトプット方法、アウトプットを自己成長につなげる方法が書かれています。
インプットはただの「自己満足」。「自己成長」はアウトプットの量に比例する
「学びを結果に変える アウトプット大全」樺沢 紫苑
ということで、学んだことをしっかり「アウトプット」して「自己成長」につなげていきたい方におすすめです。
今回の記事は、こんな方におすすめ
・ついインプットばかりしてしまう方
・現実的に成長したい人
概要
本書は5つのCHAPTERから構成されいます。
CHAPTER1 アウトプットの基本法則(RULES)←今回の記事
CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方(TALK)
CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方(WRITE)
CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力(DO)
CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法(TRAINING)
まずCHAPTER1でアウトプットとはなにか、その重要生とはといった全体像を説明してくれています。
CHAPTER2,3で具体的なアウトプット方法、CHAPTER4,5でアウトプットを自己成長につなげる方法が書かれています。
多くの図表が盛り込まれているので、内容としても非常に分かりやすいものになっているかと思います。
内容について
「アウトプットとは?アウトプットの定義」
まず、CHAPTER1では「アウトプット」とはなにかが書かれています。
本書の中で「アウトプット」とは脳の中に入ってきた情報を処理して、外界に「出力」すること、具体的には「話す」「書く」等だとされています。
対して、脳の中に情報を入れること、「読む」「聞く」がインプットですね。
そして、読んでいて特に気になったのは下記の部分です。
インプットすると、脳の中の情報や知識が増えます。 しかし、 インプットだけでは、現実的な変化は何ひとつ起きません。 一方、アウトプットは「行動」 です。
アウトプットして初めて、現実世界に対して変化や影響を与えることができるのです。
「学びを結果に変える アウトプット大全」樺沢 紫苑
当たり前と言えば、当たり前なのですが、やはりアウトプットしないと現実は何も変わらないのです。
例えば、思っていたとしても、書いたり、言わないと相手はわからないですよね。なので、積極的にアウトプットしていくことが重要だと本書では書かれています。
また、インプットするだけでは「わかったつもり」になってしまう、つまりは「自己満足」になってしまうことが多いとされています。
確かに、本を読んだ後に他の人に内容教えてと言われても、なかなか説明できないなと思いました。
なので「わかったつもり」の「自己満足」ではなく、本当に「自己成長」をするには「アウトプット」が必要であるというのが、まず最初の本書のメッセージです。
「アウトプットの6つのメリット」について
ぱっと見ると少し、うさんくさいと思われるかもしれないのですが…本書では「アウトプット」のメリットは下記①~⑥あるとされています。
ただ、もちろん個人差はあるので、万人がそのメリット通りとは言えないかもしれません。ただ大なり小なり下記のような効果はあると思います。
①記憶に残る・・・・・「使われた情報」として脳に判断され記憶に残る
②行動が変わる・・・・「アウトプット」は「行動」。フィードバックでより良いほうに変わる
③現実が変わる・・・・自分の行動が変わると周囲に影響を与え、「現実」が変わる
④自己成長する・・・・「インプット」「アウトプット」「フィードバック」のサイクルで成長する
⑤楽しい・・・・・・・ポジティブな「アウトプット」は人からも評価され、楽しくなる
⑥圧倒的な成果がでる・①~⑤の結果、成果が出る
もちろん楽しいかどうかは人によると思いますし、なにをもって「圧倒的な成果」なんだと疑問を感じるところはありますが、現実に働きかけていく「アウトプット」には、メリットが多いと思います。
実際に、アウトプットして記憶に残るのは皆さまも経験があるのではないでしょうか?
例えば、学生時代テスト勉強をする際に、人に説明することで、理解が深まり、記憶にも残ったということはないですか?
また、仕事で成長したと感じるのは研修を受けた直後ではなく、その研修の内容を実際に使ってみたときだと私は感じました。
管理職となった直後の研修で、部下との信頼関係を築くためにまず、弱みも含めて自分のことを開示するように指導を受けました。
そのときは、そういうものかなとあまりピンとこなかったのですが、その後のとあるミーティングで、今はマネージャーで人と話すことや人前に出ることも多いが、昔は本当に苦手であったことや失敗談を話をしました。
そうすると、不思議と今までに比べて部下が自分の考えていることを話してくれるようになったのです。
これが、管理職としての成長であり、そこで初めて研修で学んだことが身に付いたんだなと感じました。
というように、大なり小なり誰でも「アウトプット」することにはメリットがあるのです。
とは言え、まだ圧倒的な成果は出ていないので、「アウトプット」が足りていないのかもしれません…
今後はより、「アウトプット」重視でいきたいと考えるようになりました。
ということで、今回はCHAPTER1から、2つを抜粋して書かせていただきました。
また後日は具体的な個別論についも書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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