【書評・ポイント】「夢をかなえるゾウ」②楽しく成長したい方へ

ビジネス書

今回の記事「夢をかなえるゾウ」水野敬也

今回は、テレビドラマにもなった、水野敬也さんの夢をかなえるゾウについての記事②です。

本書の内容としては、自己啓発に関する書籍のエッセンスや偉人のエピソードがストーリー仕立てで、非常にわかりやすくまとめられていますね。

また、読者への課題という形で、実践できるようにポイントが記載されていますので、行動に移しやすいようなものとなっています。

そんな課題の内容と私の経験とを照らして書いていきたいと思います。

今回の記事は、こんな方におすすめ

・意志が弱くなかなか行動に移せていない方
・楽しく学んで成長したい方

概要・あらすじ

内容としては、平凡なサラリーマンの主人公がある日、神様(ガネーシャ)と出会い、ガネーシャから出される課題を日々こなしていくことで、成長していくというお話です。

このままで終わりたくないと思っている。お金持ちになりたい。ちやほやされたい。成功したい。有名になりたい。なにか、こう、自分にしかできないような大きい仕事がしたい。今のままじゃダメだ。それは分かってる。

でも、「変わる」って。口にするのはとても簡単だけど、実行するのがこんなにも難しい言葉はないんじゃなかろうか。

水野敬也.夢をかなえるゾウ

本書はシリーズのうち1冊目ですので、面白いと思った方は他の本もおすすめです。

内容について

ガネーシャは、主人公に対して、誰でもちょっと頑張ればできような小さな課題を与えていきます。

また、本書の中では、有名人や偉人のエピソードも交えながら、ガネーシャの軽快なトーク(?)で説明されていますので、解説部分もすらすら読めると思います。

今回はその課題の中で、実体験で効果的だったもの、意識しているもの2つを抜粋して記載させていただきます。

 

「会った人を笑わせる」について

なかなか難しい課題なのですが、「会った人を笑わせる」です。

ガネーシャは本書の中で下記のように語っています。まあ、そのあとで自慢のネタを披露し、主人公を困惑させるわけですが。。

笑わせる、いうんは、『空気を作る』っちゅうことなんや。場の空気が沈んでたり暗かったりしても、その空気を変えられるだけの力が笑いにはあるんや。

ええ空気の中で仕事したら、ええアイデアかて生まれるし、やる気も出てくる。人に対して優しゅうなれるし、自分のええ面が引き出される。

それくらい空気いうのんは大事やし、笑いって大事なんやで

水野敬也. 夢をかなえるゾウ

これがすごく効果的だったと感じたとのは、コンサル会社に転職し、私が最初に担当した案件だったと思います。

その案件は全社としても、初めての取り組みで、冒頭に上司がお客様の社長に説明を行っていましたが、当然誰もが経験のない案件で、お客様も不安そうでした。

その場で一通りの話が終わった後、少しだけ私の話す機会がありました。

そこで、どうにかお客様との距離を詰めたいと思い、たまたまお客様の運営するお店に行ったことがあったので、その際の些細なエピソードを話し、笑いを取ることができました。

別に、そのエピソードは直接その案件とは関係しないのですが、そこから雰囲気が好転し、色んなアイディアが生まれ、最終的に大成功に終わりました。

もし、そこで真面目な話だけをしていたら、アイディアは生まれず、大成功とはならなかったと思います。

また、管理職となり、社内のミーティングでも同様だなと感じました。最初に笑いを取ることで、参加してくれているメンバーたちの意見の出方が明らか違います。

ただ、なかなか狙って笑いを取るのはなかなか難しいと思いますが、雑談を入れることは意識してできると思います。

その中で、参加している方々に業務外の話とかをしてみるといいかもしれませんね。

 

「毎朝、全身鏡を見て身なりを整える」について

次に「毎朝、全身鏡を見て身なりを整える」ですが、これは本書を読んで、より意識して取り組むようになりました。

なぜなら、他の課題よりも圧倒的に即効性がありますし、習慣にすることも容易だと思うからです。

本書では、ガネーシャが女性の社会進出の例をあげて、下記のように話していますね。

「服は変えられることのできる環境の一つです。ナポレオン・ボナパルトくんも言うてはります。『人はその制服の通りの人間になる』と。服装が人の意識に与える影響は見逃せまへん。自分に自信の持てる服を身につければ、行動や言動も変わると言われとります」

ガネーシャは続けた。「シャネルちゃん知ったはります?シャネルちゃんの時代は、女はコルセットをつけて重いドレスを着るんが一般的で、それ着てお人形さんみたいにじっとしとけ、いうのが社会の常識やったんです。それをシャネルちゃんは全部ぶっこわして、動きやすいスーツやパンツをはくスタイルを作ったんです。これが女性の考え方に影響を与え、女性の社会進出をうながしたとまで言われてるんです」

水野敬也. 夢をかなえるゾウ

ありきたりではありますが、私はこの考え方から、仕事をするときの服装(スーツ、シャツ、ネクタイ、靴)には、それなりにこだわりを持ち、お金もかけています。

服装についての書籍も買い、きちんと勉強もしました。また、スーツの歴史や文化といった背景を知るとより楽しめますよ。いずれ服装についての本もご紹介したいと思います。

そうして、勉強した内容で購入したものを身に付けると、明らかに自信がつきます。自信があると、ガネーシャが言うように行動もそれに応じたものとなると思います。

逆の例えで言えば、私は在宅勤務だからといって寝間着のまま、髪もぼさぼさでパソコンをカチャカチャ…これだとどうしてもやる気が出ません。

こういったように、服装は自分を変えるには即効性のある非常に効果的なものだと感じています。

一方で、服装には違った効果もあります。これまでにも書いていますが、私は話すことがあまり得意ではありません。

そのためコミュニケーションに課題感を感じていました。そこで、その課題を解決するため、どうしたらいいか調べていたところ、たまたま「メラビアンの法則」というものを知りました。

厳密に言えば違うのですが、ざっくり言うと、コミュニケーションにおいて、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%のウェイトで影響を与えるという法則です。

上記からコミュニケーションおいて、視覚情報が与える影響がそれなりに大きいことがわかると思います。

課題を感じているものの中で、このように影響が大きいものをおろそかにはできないですね。

ということで、私自身は見た目を整えることで、少しでもコミュニケーション能力の向上になればと考えて、取り組んでいます。

もしかしたら、これが前段で書いた自信につながるかもしれませんね。

なので、皆さまも自身の行動や言動の改善のため、コミュニケーション能力向上のため、と思ってガネーシャの課題に取り組んでみてはいかがでしょうか?

以上、今回はガネーシャからの課題のうち2つ、実体験に基づいて内容を記載させていただきました。

課題はまだまだあり、ぜひご紹介したいものもあるので、またいずれ書かせていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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