【書評・ポイント】「夢をかなえるゾウ」①学びを行動に移せない方へ

ビジネス書

今回の記事「夢をかなえるゾウ」水野敬也

今回は、テレビドラマにもなった、水野敬也さんの夢をかなえるゾウについての記事を書きたいと思います。

本書は、非常に有名ですので、名前を聞いたことがある方も多いと思います。

内容としては、様々な自己啓発に関する書籍のエッセンスが、ストーリー仕立てで、非常にわかりやすくまとめられています。

そのため、小説を読むような感覚で、濃い内容をすらすら読み進めることができます。

また、読者への課題という形で、実践できるようにポイントが記載されていますので、行動に移しやすいようなものとなっています。

そのため、これまでになかなか行動に移すことができなかった方にも非常におすすめです。

今回の記事は、こんな方におすすめ

・意志が弱くなかなか行動に移せていない方
・楽しく学んで成長したい方

概要・あらすじ

内容としては、平凡なサラリーマンの主人公がある日、神様(ガネーシャ)と出会い、ガネーシャから出される課題を日々こなしていくことで、成長していくというお話です。

主人公はこれまで、変わりたいという思いを抱えながらも、なかなかうまくいきませんでした。本書の冒頭でも、そんな気持ちと現実の間で葛藤が描かれています。

このままで終わりたくないと思っている。お金持ちになりたい。ちやほやされたい。成功したい。有名になりたい。なにか、こう、自分にしかできないような大きい仕事がしたい。今のままじゃダメだ。それは分かってる。

でも、「変わる」って。口にするのはとても簡単だけど、実行するのがこんなにも難しい言葉はないんじゃなかろうか。

水野敬也.夢をかなえるゾウ

そして、冒頭にも書きましたが、本書の特徴は、ガネーシャが主人公に対して出す課題を、読者も共にこなしていく、という実践的なつくりになっていることです。

ただ、例え名著と呼ばれる本を読んだとしても、なかなか行動に移せてない人の方が普通なのではないかと思っています。

だからこそ、より行動に移せるように作れられている本書の仕組みが評価され、今なお人気の1冊となっているのではないでしょうか。

 

内容について

ガネーシャは、主人公に対して、誰でもちょっと頑張ればできような小さな課題を与えていきます。

また、本書の中では、有名人や偉人のエピソードも交えながら、ガネーシャの軽快なトーク(?)で説明されていますので、解説部分もすらすら読めると思います。

今回はその課題の中で、私が実践し、特に効果的だったものを3つ記載させていただきます。

 

「食事を腹八分におさえる」について

まず、「食事を腹八分におさえる」という課題をあえて書きたいと思います。

これは今ではもう習慣化されており、意識して取り組んではいるわけではないのですが、最初はなかなか難しいことでした。

基本的には自分ら食いすぎやねん。食いすぎると体に悪いし、眠なるし、集中力下がるし。
あ、あとな、寝る前に食いすぎると目覚めが悪いんやで。

水野敬也. 夢をかなえるゾウ

そもそも小さいころから沢山食べるように言われてきた私にとっては、ご飯はお腹いっぱい食べるものだという意識が染み付いていました。

しかし、課題と言われたら、仕方ありませんので、気持ち少な目を心掛け始めました。

そうすると、当然のことながら、午後の眠い時間は減り、有意義に時間を使うことができるのです。ただ、頭でそうは分かっていても、習慣となるまでは時間がかかりました。

やっぱり、美味しいもの沢山食べたいんですよね。。

しかし、きちんと継続して取り組めば効果は絶大ですので、読者の皆さまにもこれをまず習慣にしていただきたいと思い、最初に書かせていただきました。

「トイレ掃除をする」について

次に「トイレ掃除をする」についてですが、これはトイレ掃除をする、ということも勿論大事なのですが、仕事に取り組む上では、頭に入れておきたいマインドだと思っています。

本書の中では、トイレ掃除について、ガネーシャも下記のように発言していますね。

トイレを掃除する、 ちゅうことはやな、一番汚いところを掃除するっちゅうことや。そんなもん誰かてやりたないやろ。けどな、人がやりたがらんことをやるからこそ、それが一番喜ばれるんや

水野敬也. 夢をかなえるゾウ

これは、「トイレ掃除=みんながやりたくないこと」ということの例えです。仕事は、基本的に誰かがやりたくないことを、代わりにしてあげることで価値が生まれるのだと思います。

よって、私自身はなるべく他の方が苦手そうなフィールドを担当するようにしています。
(とは言え、自分がある程度できることが前提ですが)

そうすることで、組織の一員として比較的高い価値を生み出して、貢献することが出来ているのではないかと感じています。

「決めたことを続けるための環境を作る」について

今回の記事の最後に書きたいのが「決めたことを続けるための環境を作る」です。

これも、本当に重要です。これまで、私が成長することができてきたのは、ある意味これに尽きるのかもしれません。

本書でも下記のように記載されています。

自分がこうするて決めたことを実行し続けるためには、そうせざるを得ないような環境を作らなあかんいうことや。ただ決めるだけか、具体的な行動に移すか。それによって生まれる結果はまったく違ってくるんやで

水野敬也. 夢をかなえるゾウ

例をあげると、私の人生の難関の一つ、公認会計士試験。特別に優秀ではない私にとっては非常に難しいものでした。しかし、環境を整えることでなんとか合格することができました。

具体的なところをいくつかあげますと、まず予備校が空いている時間は家に帰らないと決め、朝は必ず仕事に行く両親とタイミングで起床、家を出ることにしていました。

また、ついスマホを触ってしまうことから、通信制限をかけ、さらに勉強中は電源を切ってロッカーにしまう、ということを行っていました。

そして、勉強する際には、さぼらないように、人目につくところで勉強することや定期的に講師のところに進捗報告に行くことを決めていました。

仕事での例えとしては、以前、私は人前で話すことがすごく苦手でした(今でも得意とは言えませんが)。

そのため、1年間、毎週の会議での発表を担当することにしました。そうすることで、苦手ながらも、毎週強制的に発表し、慣れることができました。

そして、上司にフィードバックをもらうようにし、改善につとめました。その結果、今では人並み程度には話すことができるようになりました。

以上、今回はガネーシャからの課題のうち3つ、私が取り組んだ内容を記載させていただきました。

ただ、課題はまだまだあり、ぜひご紹介したいものもあるので、またいずれ書かせていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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